Gion Matsuri main events calendar

祇園祭の主な行事

7日 綾傘鉾稚児社参

綾傘鉾の稚児が、神事の無事を祈り八坂神社に参拝します。

10日~前祭 山鉾建て

祇園祭は、山鉾建ても見どころのひとつ。

釘などを使わず、長年受け継がれてきた、「縄がらみ」といわれる手法で、建てていきます。

前掛け、胴掛けなどの懸装品をつける と、隠れて見えなくなるので、この時しか見ることができません。

 

山鉾建て (前祭)

7/10: 長刀鉾(なぎなたぼこ)、函谷鉾(かんこぼこ)、鶏鉾(にわとりぼこ)、菊水鉾(きくすいぼこ)、月鉾(つきぼこ)
7/11: 放下鉾(ほうかぼこ)、船鉾(ふなぼこ)、岩戸山(いわとやま)
7/12: 保昌山(ほうしょうやま)、山伏山(やまぶしやま)、芦刈山(あしかりやま)、伯牙山(はくがやま)
7/13: 占出山(うらでやま)、霰天神山(あられてんじんやま)、郭巨山(かっきょやま)、芦刈山(あしかりやま)、油天神山(あぶらてんじんやま)、木賊山(とくさやま)、太子山(たいしやま)、白楽天山(はくらくてんやま)、綾傘鉾(あやがさほこ)、蟷螂山(とうろうやま)
7/14: 四条傘鉾(しじょうかさぼこ)、孟宗山(もうそうやま)

10日 お迎え提灯

「神輿洗式」の神輿を迎えるため、万灯会有志が、それぞれの提灯を立てて巡行します。

武士の姿や小町踊り、鷺舞いなどの行列が祇園界隈を練り歩きます。

10日 神輿洗い

中御座(祭神:素戔嗚尊 すさのをのみこと)・東御座(祭神:櫛稲田姫命 くしいなだひめのみこと)・西御座(祭神:八柱御子神 やはしらのみこがみ)と三基の神輿のうち、東御座と西御座は八坂神社の舞殿へ、中御座は四条大橋で神輿を清める「神輿洗神事が行われます。

 

八坂神社の境内で、松明に点火します。これを神輿の担い手が肩に担ぎ、四条通りを進んでいきます。松明や提灯の明かりに見守られながら、四条大橋から汲んだ鴨川の水を、榊につけて神輿に振りかけます。

12日~13日 前祭 山鉾曳き初め

組み立てが完了すると、祇園囃子を奏でながら町内の試し曳きが始まります。
この曳き初めは、一般の方も参加することができます。

長刀鉾: 7月12日 15:30
函谷鉾: 7月12日 14:00
月鉾: 7月12日 15:00
鶏鉾: 7月12日 14:30
菊水鉾: 7月12日 15:00
放下鉾: 7月13日 15:00
岩戸山: 7月13日 15:00
船鉾: 7月13日 15:00
蟷螂山: 7月13日 12:00

13日

長刀鉾稚児社参

長刀鉾のお稚児さんが、白馬に乗って八坂神社へ詣で、巡行の無事を祈願します。

久世稚児社参

久世稚児(駒形稚児)が八坂神社へ詣で、祭の無事を祈ります。
久世稚児は、馬の頭をかたどった神体「駒形」を胸にかけることから、駒形稚児とも呼ばれます。

14日~16日 宵山、屏風祭

各山鉾町で山鉾を飾り、祇園囃子を奏でます。山鉾町が保存している豪華絢爛な調度品を、間近で見ることができるのが見どころです。

また、山鉾町にある旧家・老舗が、所蔵する美術品・調度品などを飾り、一般に公開する「屏風祭」も同時に開催されています。

16日 豊園泉正寺榊建

東洞院仏光寺東入ル

かつて、各町内の榊奉斎行列が全神輿に供奉したという記録があり、現存する一基になります。「榊」は、神の「よりしろ」として榊台を立て、ここに神をお迎えし、祇園祭の宵宮に祭壇を飾り祀ります。神幸祭では、中御座神輿の前を供奉します。

豊園泉正寺榊の粽は、山鉾の中で唯一、八坂神社で御祓いを受けたものです。

16日 石見神楽

島根県石見地方の伝統芸能。八坂神社の祭神スサノヲノミコトが登場することもあり、神事として奉納されます。

16日 日和神楽

巡行時の晴天を祈り、前祭を巡行する各山鉾町の囃子方が、演奏をしながら御旅所と各町会所を往復します。

長刀鉾のみ八坂神社まで出向いて奉納します。

長刀鉾: 7月16日 22:00
函谷鉾: 7月16日 22:00
月鉾: 7月16日 21:30
鶏鉾: 7月16日 21:40
菊水鉾: 7月16日 22:00
放下鉾: 7月16日 21:30
岩戸山: 7月16日 22:00
船鉾: 7月16日 22:00
綾傘鉾: 7月16日 21:00
四条傘鉾: 7月16日 21:40

17日 前祭 山鉾巡行

巡行することで町を清め、神様を町に迎える準備をします。巡行後、集めた邪気が逃げないように山鉾はすぐに解体されます。

四条麩屋町で長刀鉾の稚児による注連縄切り、四条堺町でのくじ改め、曲がり角の辻廻し、山鉾が連なる大通り、間近で迫力のある新町通の巡行などが見どころです。

唯一からくりが施されている蟷螂山(とうろうやま)は、屋根の上のカマキリが、巡行しながらカマを振りあげたり、羽を動かしたりと、とても愛らしく人気があります。

17日 神幸祭

スサノオノミコトをはじめとする八坂神社の祭神を遷した3基の御輿が、各所定のルートを通り、四条寺町付近の御旅所で鎮座します。24日までここで祀られます。

17日~ 後祭 山鉾建て

前祭と同様に、後祭の山鉾建てがはじまります。

 

山鉾建て (後祭)

7/18: 大船鉾
7/19: K北観音山(きたかんのんやま)、南観音山(みなみかんのんやま)、鯉山(こいやま)
7/20: 浄妙山(じょうみょうやま)、黒主山(くろぬしやま)、役行者山(えんのぎょうじゃやま)、鈴鹿山(すずかやま)、八幡山(はちまんやま)
7/21: 橋弁慶山(はしべんけいやま)

20日~21日 後祭 山鉾曳き初め

前祭と同様、組み立てが完了すると、祇園囃子を奏でながら町内の試し曳きが始まります。 この曳き初めは、一般の方も参加することができます。

 

大船鉾: 7月20日 15:00
北観音山: 7月20日 15:00
南観音山: 7月20日 15:00
橋弁慶山: 7月21日 11:00

23日 役行者山 護摩焚き供養

御神体が修験道の創始者である役行者であり、修験道との関わりが深いことから、聖護院門跡の山伏が役行者山の前で護摩焚きをして祭りの無事を祈ります。

山伏たちは、三条通りを西へほら貝を吹きながら通り、役行者山へ向かいます。

山伏問答のあと、四方に矢を入り、太刀で空を切るなど清めてから、護摩壇に点火し、祈祷を行ないます。

23日 南観音山あばれ観音

深夜に行われる南観音山だけの儀式。御神体を布で覆い、台座にくくりつけ町内を巡行します。途中台座を上下にゆすって暴れさせるため「あばれ観音」と呼ばれています。

23日 日和神楽

巡行時の晴天を祈り、後祭を巡行する各山鉾町の囃子方が、演奏をしながら御旅所と各町会所を往復します。

大船鉾: 7月23日 21:30
北観音山: 7月23日 21:30
南観音山: 7月23日 20:30

24日 後祭 山鉾巡行

橋弁慶山を先頭に後祭の鉾1基、山9基が各町を出て烏丸御池に集結、9時半に烏丸御池を出発します。17日の前祭巡行とは逆のコースを10基の山鉾が進みます。

24日 花傘巡行

元々、17日(前祭)と24日(後祭)に分かれて行われていた山鉾巡行が17日に統一されたことをうけ、「後祭」を伝承すべくはじまりました。
そして2014年には、後祭が復活することを受け、後祭巡行とともに実施されることになりました。

傘鉾十余基・馬長稚児・児武者等列を整えて、所定のコースを巡行します。
八坂神社に到着後、舞踊などの奉納を行います。

24日 還幸祭

3基の神輿が四条御旅所から、各所定のルートを通り八坂神社へと戻ります。

23:00過ぎに、八坂神社に神輿がそろい、儀式が始まります。南楼門が閉ざされ、午前0時ごろ、境内の灯が消され、あたりは静かな闇に包まれます。その中で御霊遷しの神事が行われます。

和琴の音とともに舞殿から本殿へ御霊が移動する際には、「おぉー、おぉー」という声が響き渡ります。夜中にひっそりと行なわれる儀式は、厳かで幻想的で、一見の価値があります。

31日 疫神社夏越祭

摂社の疫神社の鳥居に取り付けられた茅の輪をくぐって厄を祓います。

 
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。