ちきりや本社 町内の山 「鷹山(たかやま)」
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令和4年に196年ぶりとなる復興!
ちきりやの本社のある衣棚町は、祇園祭(後祭)の鉾町に位置し、期間中(7月)は最高潮に盛り上がります。町内で維持保存している鷹山は、応仁の乱以前よりお囃子が乗って巡行する大きな曳山(ひきやま)でした。
祇園祭の祭礼に出るいわゆる山車は、「鉾」と「山」の二種類で、鉾は大きな車がつき、金属の飾り物を先端に付けた長い棹を屋根の上につきだしているのに対して、「山」は、基本的にはなんらかの物語の人形などを載せて担ぐ舁山(かきやま)ですが、鉾と同じ形をした大きな「山」は、「曳山」といい、屋根の上に松の木を立てているのが特長です。
ご神体は、納言在原行平ともいわれる鷹を手にした「鷹遣い」、犬を連れた「犬遣い」、粽を持って酒を入れた樽を背負った「樽負い」の3体。御神体が粽に関する山鉾は「鷹山」だけです。
文政9年(1826年)巡行時の大風雨によって破損して休み山となり、その後の元治の大火(1864年)により、「山」本体や懸装品等のほとんどが焼失してしまいました。江戸期の巡行に使用していた懸装品類としては、御神体人形の頭部と手が現存しています。
祇園祭は、2014年から後祭巡行が復活し、7月17日の前祭巡行と7月24日の後祭巡行に分かれて行われます。
鷹山はこの後祭になり、7月24日の後祭巡行では、くじ取らずの曳山として都大路を巡行します。
鷹山保存会 公式ホームページ
http://www.takayama.or.jp/
京都市情報館ホームーページ
鷹山装飾品13点(有形民俗文化財指定)
https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000039313.html